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『ONE PIECE』第584話ネタバレ

2010年05月19日 23:54

大変遅くなりまして申し訳ありません、所長です。
さらに申し訳ないのですが、前回の追記分はまだ書いていない上に、今回もどこまで書けるか分かりません。時間との勝負です。


何故そんなに時間がないのか。
言い訳っぽくなるのであまり言いたくはなかったのですが、知ってる人は知ってるので簡単に申し上げますと、ミクシィにはまったから…じゃなくて(それもちょっとあるかもだが)、所長は実はこの4月を以って、シャボンディ諸島では俗に奴隷市場と呼ばれるところに並ぶ身の上となりました(名誉のために申し上げますが、ギャンブルですったわけじゃなく、会社都合です)。
そんなわけで、どなたか良い買い手…じゃないや、就職口があったら紹介して下さい(笑)

さらに、そんな時に限って、プライヴェートの方も風雲急を告げたりしておりましてね……(遠い目)。


でまあともかく、ねぐらに自前パソコンを持たない身としては、なかなか更新もままならず。
気力のあるときは携帯から更新しておりますが、携帯からだとあまり長文の更新はできないのですよね…。
そしてつい、短い空き時間は、記事の書きためではなくミクシィに走るという(苦笑)
先日はコメント常連にしてミクシィ友達の海さんに、更新しろと怒られましたけどね(笑)
ちなみにミクシィ友達は、相変らず募集中です。濃いワンピの話とかそれ以外の話とか、しようぜ!
特に、アプリに招待されてくれる人と同じアプリで遊んでくれる人は大歓迎だぜ。


とりあえず、今後もできうる限りあらすじ+追記の更新はしていきたい所存ですが、場合によっては、あらすじ部分と追記部分は(文字数の都合で)別記事立てになるかもしれません。
また、先回の追記分と、今回の追記文は、まとめて近いうちに(別記事で?)あげられればいいなーと思っています。
こんな辺境のブログを楽しみにしてくださる方々には、誠に申し訳ありません。
そういえば、拍手お礼もまだ言ってないなあ。お気づきかもしれませんが、先日いただいた拍手に基づき(nomadさん、ありがとう!)、ガレーラ関係(CP9含む)の誕生日を記念日リストに加えました。もうすぐめでたいロブ・ルッチさんの誕生日ですね。

ではそんなこんなで以下今週号の話なので、コミックス派の方はご注意をば。

第584話「ポルシェーミの一件」

扉絵は、ビル建ち並ぶ都会を行くクロコダイル&Mr1ことダズ・ボーネス。
周りに並ぶのは、黒装束に身を固めたカバのボディーガードたち。
白いシャツの襟元をくつろげ、黒いコートを羽織ったクロコダイルは新聞を広げる。左手は鉤だから、新聞穴開いてるけど気にしない(笑)
その口にくわえた葉巻に、すっと横から火が差し出される。マッチを持つのは、黒いスーツをやはりラフに着こなし、タバコをくわえた、グラサンも怪しいダズ。
ギャング映画のワンシーンみたいだな。




縄でぐるぐる巻きに縛られたルフィ(7歳、ゴム人間)は怒鳴る。
「離せ!!おれは何も言わねェぞ!!」
その不屈の態度に苛立った海賊ポルシェーミは、巨大なハンマーを振りかざす。
「クソガキ…!!」
ポルシェーミの部下すら顔をしかめる。幼い子ども相手に力いっぱい振り下ろされたハンマーは、しかし無駄だった。
ハンマーの下から子どもはむくりと身を起こす。
「だからおれはゴムゴムの(実を食べた、と多分言ってる)」
セリフの後半は、子どもの不気味な能力を見た部下達の悲鳴で遮られた。
ポルシェーミはつぶやく。
「悪魔の実か…これは本物だな」


あの。
ルフィ、ゴムなんだから縮んで縄抜けできない?
……周りをこれだけ大人に囲まれてたら、意味ないか。しかもルフィ、この頃はまだ能力使いこなしてないかもしれないしなあ。

ポルシェーミは作戦を変える。
「グローブ持って来い」
命じられた部下達が慌てて走り去るのを振り向きもせず、ポルシェーミはルフィに語りかけた。
「いいかクソガキ、お前の友達エースが盗んだのは、ウチの海賊団の大切な金だ…お前はその在り処を知ってる。だから教えてくれ…」
言葉は、むしろ穏やかに。
だがルフィを縛り上げたロープは、そのまま子どもの体を中空に吊り上げる。
そして、ポルシェーミは、ゴムの子どもを殴りつけた。
……鋭い棘の生えた「グローブ」で。

ゴムは、打撃には無敵。
だが、切り裂かれること、刺し貫かれることには無力。
やわらかなゴムの皮膚を、鋭い棘が刺し、引き裂く。
鮮血が、床に跳ねた。

「…!!効いた!!」
ハンマーで殴られても動じなかった子どもが傷つくさまに、部下達はどよめく。

「海賊を怒らせるモンじゃねェ…ウチのブルージャム船長は、そりゃあ人でなしなんだ…」
ポルシェーミは、恐ろしいほど穏やかに語りかける。
宙に吊り下げられた、幼い子どもに。

……痛みと恐怖に、子どもは泣き叫ぶ。
「ぎゃああああ!!痛ェよォ~!!怖ェよォ~!!助けてくれ~!!」
ポルシェーミは、部下に命じる。
「お前ら、エースとサボを捜しに行け」


コルボ山とグレイステーションの「中間の森」。
ルフィがエースによって、断崖から突き落とされたり猛獣の巣に突っ込まれたりしたところのはずだが、悪童2人組はそこにいた。
彼らは急いで、自分たちの宝を移動していたのだ。
ルフィが口を割るのは時間の問題、そうすればポルシェーミがここへ来る。そもそも、ルフィが自分たちのために秘密を守るわけもない。
もしもポルシェーミたちに宝が見つかってしまえば、今回の戦利品だけでなく、今までコツコツと貯めてきた海賊貯金全額が奪われてしまうこと請け合いだ。
2人は次々と、宝を別の隠し場所へと運び込む。


ポルシェーミの部下達の捜査は難航していた。
グレイステーションの人々は、捜査にたいへん非協力的だったのだ。
「エースとサボを知らねェかって?お前ら、町の不良だろ…やめときな、あの2人に関わんのは」
「チビだからってナメちゃいけねェ。あいつら、虎でも食い殺す狂犬だ…!!」
「エースとサボかァ…見ねェな…そんなことより兄ちゃん達…ちょっと金目のモン置いてけよ」
……関わるなと言ってくれる人は、むしろ親切だな。少なくとも強盗に変身されるよりは(笑)
しかしポルシェーミさんの部下は、海賊ではないのだな。
町の不良か。現地妻ならぬ、現地部下?


夕刻、エースとサボの宝の引越しはようやく終了した。
作業を完了させたエースのところに、様子見の斥候に行っていたサボが戻ってくる。
「どうだった?あいつら向こうに金探しに来てたか?」
エースの問いかけに、大慌てで走ってきたサボは答えた。
「いや、来てねェ!!探しになんか来るわけねェんだ!!…あのルフィって奴…!!まだ口を割ってねェんだよ!!」
「…え!?」
エースは、愕然と目を見開いた。


グレイターミナル、海賊の入り江。
地図で見ると、位置的には、グレイターミナルの端、中間の森沿いに深く食い込む形だ。
……って、あれ?やはりエースたちが強盗やった町とやらは、どこにあるかわからんな。グレイターミナルの向こう側かな?
そしてさりげなく、グレイターミナルの上に「GOAKIN」の文字。これが何を意味するかは、あとでわかる。

その海賊の入り江に停泊する海賊船で、不機嫌に呟くのは櫛のようなすきまだらけの歯を持つ男。
「遅ェなァオイ…今日の責任者は誰だ?」
「ポルシェーミの野郎です、ブルージャム船長」
櫛歯男ことブルージャム船長は、苛立ちを隠さない。
「もう日が暮れるぞ…いくら何でも換金は終わってんだろ…!!あの野郎、金だけ持って逃げたわけじゃあるめェなァ…」
「いやァ、まさか…」

そのポルシェーミの野郎は、…必死だった。
「いい加減に吐きやがれ!!」
グローブが唸り、打撲音が響き渡る。
グレイターミナルから戻り、傷だらけの部下が諌める声を上げる。
「ポルシェーミさん…!!もう無駄ですよ…!!」

吊るされた子どもは、もう叫ばない。
その口からはただ低い嗚咽と、嘔吐と、そして血が滴るだけ。

「コイツ…もう叫ぶ気力も失ってます。…たぶんもう何も喋らねェし…正直ムゴくて見てられねェ…!!」
その部下を、ポルシェーミは蹴り飛ばす。
「ガキをかばうヒマがあったら、エースとサボを捜して来い!!命が危ねェのはおれ達なんだよ!!」


無法者ぞろいのグレイターミナルの住民さえも、遠巻きに様子を窺う。
「あんな子どもを…!!町の保安官を呼ぼうか」
「ムダだ、このゴミ山に法律は届かねェ…それに…あの男はブルージャムの一味だ…貴族に金を納めてる。あいつらのこの国での犯罪・殺しは黙認されてる…!!ゴミ山にいくつ死体が増えようが、ゴミはゴミってわけだ」


む、なにげに重要情報がいろいろと。
保安官制度のことは、ラフィット登場の時から分かってたけど、それはゲンさんの「駐在」とは違う制度なのかな。それとも呼び方が違うだけか?
あと、それが国の制度なのか、自警団的なものなのかもよくわからんしなあ。自警団的なものなら、ラフィットが追われたり、それがつるの耳に入るほど有名になったりはしないか。やはり公的なものなのかな?
それから、王下七武海に似た制度、つまり私掠船的なものは、国単位でもあるんだな。権力者の保護を受けた海賊、か。七武海は能力を認められてその地位についてるけど、ブルージャムの場合は金で買ってるわけだ。
貴族制度については、シンドリーちゃんを思い出すなあ。シンドリーちゃんは天竜人ではないはず(いくらホグバックでも、天竜人にプロポーズしたり、その死体を盗み出したりは無理だろう…)だから、もっとランクが低い、「世界貴族」以下の「貴族」という階層が存在することはわかってたけど、貴族の娘のシンドリーちゃんが女優なんかやってたから、てっきり名誉だけのものかと思ってたんだがなー。国によっても違うんだろうが、少なくともここの貴族は、海賊の犯罪をもみ消せる程度の権力はあるみたいだ。


苛烈な拷問は続く。
「答えろ!!」
残酷な海賊の尋問に、弱り果てた子どもはしかし、かすれた声で答える。
「…いわねェ…」
「クソガキが、一丁前に秘密を守ろうとすんじゃねェよ!!」
再び飛ぶ拳。
だが子どもはぽろぽろと涙をこぼしながら、頑固に首を振る。
「いわねェ…いわねェ…!!」
「じゃあもういい!!」
ついに万策尽きたポルシェーミは、巨大な刃物を取り出す。
「死ねよ」
ギラリと、その刃が光った、その瞬間。

「やめろぉ~!!!」

乱入してきたのは、手に手に鉄パイプを構えた、2人の子ども。
狂犬と呼ばれる、2人の大悪童。

エースの鉄パイプの一振りが、ガラクタを蹴散らす。
「コイツだァ~!!ポルシェーミさん!!金奪ったのコイツです~!!畜生!!」
ギロリと、少年を睨みつける海賊。
「エ…エーズ~!!」
血と涙と鼻水でぐしゃぐしゃの顔で叫ぶルフィ。
「自分から来てくれるなら話は早ェ!!口が堅くて困ってたんだよ、てめェのダチが!!」
ポルシェーミの太い腕が、エースをとらえようとする。
だがエースは怯まず、相棒の名前を呼んだ。
すかさず、サボが背後からポルシェーミの脳天を打ち据える。
不意を突かれて地を舐めるポルシェーミ。驚きうろたえる部下達。
サボはそのまままっすぐ進み、部下の手からナイフを奪い取り、ルフィのロープを切って、その体を脇に抱える。
「逃げるぞ、エース!!」
だが彼のパートナーは、振り向きもしない。
「先に行け!!」
「!!?バカ、お前…!!」
エースの目の前には、起き上がってきたポルシェーミ。
「一度向き合ったら、おれは逃げない…!!」

ああ。
この頃からこうだったんだ…。
エースが赤犬に向かっていったことをいろいろ言われてたけど、それが幼少期からの信念というか行動パターンだったのね。
そういえば、白ひげと対峙した時も、仲間を逃がして「自分は逃げない」宣言してたもんなあ。逃げるのが嫌いだったのね。…ストーキングするルフィからは逃げてたくせに(ぼそ)。ずっとシカトして向き合ってないから、ノーカウント?
そう考えるとあの戦場で、白ひげの意を汲んで一度は逃げようとしただけ、成長したともいえなくはないな。赤犬の挑発が効いてムダになったけど…つか、まあそっちが本来の行動パターンだから、きっかけがあればそっちに流れたのはある意味当然だな。
あれ、しかしスモーカーとは一応向き合ってないっけ?逃げて…はいない、か?


まあそれはさておき。

「やめろ!!相手は刀持ってんだ!!町の不良とわけが違うぞ!!」
もっともな親友の諫言を耳にも入れず、エースはポルシェーミに向けて鉄パイプを構える。

「オイ…少し魔がさしたんだろ?おとなしく金を返せよ、悪ガキ」
ポルシェーミの目をまっすぐ見据えて、エースは答える。
「おれ達の方が有効に使える」
「バカ言ってんじゃねェよ!!」

サボは、抱えていたルフィを一度床に下す。
「お前…ちょっと待ってろ!!」

エースの構えた鉄パイプを、ポルシェーミの剣が切り裂く。
「ガキに敗けたらおれァ…海賊やめてやるよォ!!」
エースの額が傷つき、血を噴く。だが彼は気迫を失わない。
そしてサボもまた、鉄パイプを構え、友のもとへと駆けつける。
残虐な海賊の哄笑━━

……幼いルフィは、それを見ていた。



月が昇る頃、ブルージャム船長が見つけたのは、血まみれになって倒れ伏す部下の姿。
「事の顛末は聞いたぞ。ポルシェーミ、情けない奴だ…」
まあなあ。大のオトナ、それも泣く子も黙る凶悪海賊が、10歳児二人にコテンパンにやられたとか、普通なら「情けない」としか言いようがないよなあ。そりゃ、同僚も「マジかよお前…」とか言うわ。
だが読者視点からすると、むしろ「ポルシェーミ、気の毒に…」だ。いや、ルフィをリンチしたのはあれだが、あの狂犬二匹相手じゃ、荷が重過ぎる。
小さくてすばしこくてためらいがなくて凶悪で、連携も完璧。おまけに犯罪歴五年。…勝ち目ねえよ。
息も絶え絶えに、ポルシェーミは船長に顔を向ける。
「すいません、ブルージャム船長…あの金は…」
その必死の言葉を遮ったのは。
「こっちを見るな、顔も見たくねェ…」
あまりにも冷たい言葉、そして。
撃鉄の音と、熱い銃弾。


さて一方、悪童二人と、彼らに救出されたルフィは、森の中に逃げ込んでいた。
いまだ恐怖と興奮がおさまらず、号泣するルフィ。その傍らで、サボは語調厳しくエースを叱責する。
「お前…悪ィクセだぞ、エース!!本物の海賊を相手に『逃げねェ』なんて!!何でお前はそう死にたがりなんだよ!!…はァ、こんな事しちまって…ブルージャムの一味はもうおれ達を緩さねェぞ。この先追われる…!!」
その最中も、ルフィは泣く。
「恐がっだ…死ぬがどほどっだ」
…言わせてもらえば、たぶん並みの七歳児ならほんとに死んでると思うぞ。生きてるだけでも、たいしたもんだ。
まあ並みの七歳児なら、最初にエースから丸太食らった時点で死んでるか。
だが、エースにはそんなことは通用しない。
「うるせェな、いつまで泣いてんだ!!おれは弱虫も泣き虫も大っ嫌いなんだよ!!イライラする!!」

…鬼か、エース。

だがその一喝を受けるなり、ルフィはぴたりと泣き止んだ。…とは言っても、まだ目には涙がたまっているけれども、口を無理やり引き結んで、嗚咽をこらえたのだ。
……エースが、うるさいと言ったから。

そのままルフィは、エースとサボに向けて、ぺこりと頭を下げた。
「…ありがどう。たす…助げでぐれで…ウゥ…」
口を開いた拍子に、またしても漏れ出す涙と泣き声。
「てめェ(怒)!!」
鬼のエースがまたしても怒声を上げるのを、サボがなだめる。
「おいおいっ!!礼言ってるだけだ」

…いやしかし、考えてみれば、ルフィが怪我したのって、おまえらのせいじゃないか?
ルフィがお前らに礼を言う必要ってあるのか、悪童ども。
まあそりゃ確かに、見捨られてもおかしくない状況で助けられたのは事実だけどもさ。

苛立たしく年下の少年を睨んで、エースは口を開く。
「…だいたい…お前何で口を割らなかったんだ!!あいつらは、女でも子供でも平気で殺す奴らだ!!」
小さな子どもは、懸命に答える。
「…喋ったらもう友達になれねェ…!!」
「なれなくても、死ぬよりいいだろ!!何でそんなにダチになりてェんだよ…おれと!!」
生きていてよいのか、と、おのれの存在を疑う少年は声を荒げる。
「お前おれにどういう目に合わされた!?とうとうここまで付いてきやがって!!」

あれあれあれ~?
どういう風の吹き回しかな、エース。
別に、ウザいガキが無茶やったからって、怒ることはないでしょお~?
喋らなかったのだって君らに都合がよかったんだし、それでガキが殺されたとしても、あんたらの知ったこっちゃないしぃ~。(ニヤニヤ)
素直になれないお年頃ですね、分かります。

しかしエース、ちゃんと自分のやってたことがひどいことだという自覚はあったのね(笑)
ならもう少し加減してやれよ…。


だがルフィの答えは、彼の予想もしないものだった。
「だって他に!!頼りがいねェ!!」
「!?」

自分の存在の正当性さえ確信できない少年に向けて、ルフィは言う。
おまえを頼りにしているのだ、と。

「フーシャ村には帰れねェし…山賊は嫌いだし…!!お前を追いかけなかったら、おれは一人になる。…一人になるのは、痛ェより辛ェ!!」

ありゃあ…。
ひょっとして、…ルフィ、超寂しがり屋さん…?

そういえば。
仲間が(ビビとかも)離れていくことに、異様に拒否反応示したり。
ラブーンに仲間が飲まれたときや、ノラに自分が飲み込まれて一人になったときはかなりパニックだったり。
トンジットさんに、「一人は寂しい」発言したり。
仲間と切り離されたらドラッグに走ったり。

そうか。
寂しがり屋だったのか。
…痛くても一人よりはいい、ってのは…えろいな(黙れ)。


「…お前、親は…」
エースの問いに、ルフィは答える。
「じいちゃん以外いねェ」

さらにエースは問いを投げる。
ためらいがちに。
「…おれがいれば辛くねェのか…。…おれがいねェと…困るのか」
「うん」
ルフィは、なんのためらいもなく頷く。


(もしロジャーにガキがいたら?がははは、そんな奴がいたら困るなァ!!)
(そいつは生まれて来る事も生きる事も許されねェ、鬼だ!!)


「お前はおれに、生きててほしいのか…?」
エースがその問いにどれほどの思いをこめたか、知る由もない。
だからルフィは、素直に答えた。
「当たり前だ!!」

おそらくこのとき、エースは初めて見たのだ。
自分より弱く小さく、だが自分を恐れることも憎むこともせず、必死に慕い寄る存在。
自分が守ってやらねば、たちまち消えてしまうかもしれない存在。
…鬼である彼を、無条件に受容する存在。


ルフィの「当たり前だ」、ナミさんのときといい、超強力だな!
しかしサボ…「死にたがり」とか言ってるくらいなら、「お前に死なれたらおれが困る」くらいのこと言ってやればいいのに!!親友だろ!!


今まで見たこともない不思議な生き物、ある意味彼がずっと待ち望んでいた存在を前にして、エースができたのは、…そ知らぬ顔をするんことだけ。
ボリボリと頭を掻いて、エースはそっぽを向く。
「…そうか、でもおれはお前みてェな甘ったれ嫌いだしな」
その侮辱には、ルフィのプライドが反応する。
「甘ったれてねェよ!!おれは強ェんだ!!」
「強い?どこが強いんだ、男のクセに泣いてんじゃねェか!!」
「トゲで殴られた事あんのかお前ェエ!!おれは七歳だぞ、お前みたいに十歳になったら絶対泣かねェしもっと強ェ!!」
「おれは七歳でも泣かねェよ!!バーカ!!一緒にすんな!!」
「おれは誰よりも強くなるんだよ!!すげェ海賊になるってシャンクスと約束したんだからな!!」
「海賊!?お前が??」
いきなり火花を散らしあう、Dの名を持つ二人の子ども。
そこへのんびりとマイペースに、サボが声をかけた。
「ナー、ところでよ、おれに一つ問題ができた。おれは今まで、このゴミ山に住んでたけど…今日をもっておれ達三人、命を狙われることになりそうだろ…」


やがて、コルボ山に怒声が響き渡る。
「どういうこったこりゃあ~~!!エース!!ルフィ!!そいつは誰だ!!?何でガキがもう一匹増えてんだよ!!」
憤激するダダンの手を、がっしりと掴んで握手したのは、満面の笑みをたたえたサボ。
「よう!ダダンだろ?おれはサボ」
「サボ!!?知ってるよ、その名前。おめェもよっぽどのクソガキだと聞いてるよ!!」
え、ダダンさん、そんな噂どこで?つか、その噂、いやにソフトじゃありませんか。
二人がかりでとはいえ、オトナの大男を倒すようなガキが、クソガキの一言で片付けられていいんでしょうか。
だがそのクソガキは、さるものだった。
やわらかな人懐こい笑顔を浮かべて、彼は年上の女性に向けてきっぱり言い放った。
「そうか…おれもダダンはクソババアだと聞いてるよ!!」
「余計な情報持ってんじゃねェよ!!」


そうして。
「ルフィ!!ついて来れなくても、置いてくからな!!」
「ついてく!!」
「おめェらァ!!ショバ提供してんだから働きやがれェ!!」
コルボ山には、そんな声が飛び交うようになる。


ダダンさん、お気持ちはお察しいたしますが、サボにもご飯と水は出したげてね。
そいつらちゃんと、家賃(野牛の肉とか)分は働きますから!多分。
靴磨きよりは役に立つんじゃないかなあ。ルフィなんか、靴磨かせたら確実に壊すだろ…。
そしてまあ当たり前ながら、ルフィはお味噌扱いなのね(笑)


グレイ・ターミナルを追われる形で、共に暮らすことになったエースの親友サボ。
エース・サボ・ルフィ、やがてこの三人の悪童は、山道やジャングルの猛獣、町の不良たち、ゴミ山の悪党達、入り江の海賊達との戦いに明け暮れ、その悪名はついに王国の中心街にも届くほどとなっていく。


…王国?
ふむ。そういやずっと気になってたが、フーシャやらシモツキやらココヤシやらは、都市国家なのか国の中の一地方自治団体なのか?


さて、そんなこんなでしばしの後。
悪童どもが不在の山賊の家では、ダダンが新聞を広げて部下に声をかける。
「ドグラ!マグラ!ゴアってのは…どこだ?」
「一応このコルボ山も、ゴミ山も、フーシャ村もゴア王国の領土ディスけど?」
「だよねェ~」
「まーまーお頭っ!!珍しく新聞なんか読んで、今日は槍でも降りますかねェ」
「この王国に客が来るって?何だかでかいニュースになってるが、何の騒ぎだ、そんな偉い奴なのか?」
無学な無法者の女は、首をかしげる。

「天竜人、ってのは」


以下次号。




(こっそり)
ルフィがかわいすぎてたまらん…!エール!エール!あとサボル!!!
ついにエースがルフィにデレたよ(かなりツンデレだけど)!
我が道を行くルフィやエースと一緒にいてもマイペース堅持のサボ萌え。なにかとルフィを庇ったりしてくれるのも萌え。
しかしエーサボ、サボエーも流行しそうな気がするなあ。それも嫌いじゃない。



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コメント

  1. | |

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  2. ca | URL | 86CE.Nao

    おれがいねぇと困るのか?


    に鳥肌立ちました。

    ま~じでいいこと言った。絆を感じさせた。


    さて、現在587話ですが、天竜人の件と「いま」をどうつなげていくのでしょうかね。

  3. まっち | URL | -

    所長大丈夫ですか~!?
    所長が心配です(;_;)

  4. マサキッス | URL | -

    所長、お疲れです。

    今回はワンピより、所長が心配です。
    人間どうにかなるもんだ!ガンバ!!

  5. 貸与 宇宙 | URL | 3un.pJ2M

    はじめまして

    初めまして。
    ここ数カ月でワンピース熱が再燃し、移転なさる少し前からブログを拝見していました。
    とても内容が濃く、ワンピースとルフィへの愛が溢れていて、読んでいて本当に楽しかったです。
    それでいつかごあいさつしようと思っていたのですが、決心がつきかねている内に、何だかタイミングが……。
    ルフィとエースの過去編に入り、ダダンやサボも出て来て今後の展開が楽しみでならないです。サボの今後とか、色々と気になり過ぎます。

    子供の頃からルフィはルフィですね。食事の時のやり取りからして、ダダンは実は結構いい人だったらいいなぁと思います。
    色々と大変かとは存じますが、どうかご無理をなさらず。
    それでは!今後とも楽しく拝見させていただきたいと思います。

  6. nomad | URL | -

    所長様、こんばんは!
    こちらこそ、毎回楽しませて頂いてありがとうございます!
    ワンピースキャラの誕生日は言ったもん勝ち(?)なところがあるので、今度尾田っちに言ってみようかな?
    サボは3月5日(サ→3ボ→5。音の響きで)あぁ何て安直。すみません。

    三人ともえらいカワイかったですな~。個人的には、ダダンに満面の笑みで握手をするサボがすごくツボでした!
    ルフィが天竜人を嫌いなのはちっちゃい頃からなのかも知れませんね。

    自分も更新を心待ちにしている一人ですが、どうぞ所長様ご自身の時間も大事にして下さいね!辺境の辺境で待っとります。笑

  7. ゴムメラ兄弟 | URL | -

    お疲れ様です所長。
    色々大変な事になっているだろうとは思いますが、あまり無理をなさらず。記事の方は例え遅くても、楽しみにして待っています。(^-^)


    さて、なんとなく読んでいて気になったのですが、ルフィがあそこまで孤独を恐れるのには何か訳ありなんですかね?

    普通あんな痛い思いをするほうがいやだと思うのですが。(ナミさん風にルフィだからといってしまえばそれまでですが(笑))

    もしかしたらルフィがシャンクスに会う前に辛いことがあったのかもしれません。(親はじいちゃんだけ発言を含め)

    そしてまさかの天竜人が…これで売し(黙
    失礼しました。

    嫌な予感がバリバリです。

  8. 虎っち | URL | Vak9OJZs

    サボ

    所長、お疲れ様です(*^-^)

    色々と大変みたいですね。更新、プライベート諸々、無理はなさらないで下さいね^^

    サボはそこそこ強いとは思ってましたが、予想以上に優れたキャラのようですね。
    ルフィ救出時に見せた一連の行動は見事の一言ですし、冷静な判断力、人懐っこさや強かさも持ち合わせているようです。
    戦闘能力自体も同世代で有りながらエースに引けをとっていないようですし
    大出世間違いなしの海賊候補なんじゃないでしょうか。
    逆に言えば、この先、悲劇に巻き込まれて海賊にはなれなかったと言う裏づけになってしまっているわけですが…
    …ヤバい、そう考えると泣けて来る(ぁ

    ルフィに必要とされていると知ったエースのシーンはグッと来ますね…。
    尾田先生、ほんと上手いなぁ…
    こんな生命力溢れた3人なのに…、現在の事を考えると、これまた切な過ぎる…。

    あと、ダダンはルフィ加入時にもあれだけダダこねて嫌がってたのに、何だかんだ言って結局サボを住まわせちゃうんですね(笑)
    性格悪そうなオバチャンながら、登場以来常に振り回され放題な姿がちょっと可愛く思えてきました。

    まさかの天竜人…!
    自分も所長と同じく、ワンピの登場キャラで天竜人だけは唯一好きになれません。
    来週の展開が気になり過ぎますっ!

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