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ドラゴンの息子(ネタバレ考察)

2008年12月09日 19:00

こんにちは、所長です。
リアルでかなり死にそうなのですが、原作展開もかなり死にそうです(萌え&燃えで)。
そんなわけで、最新号で明らかになったことの一部をちょっとまとめてみようと思います。
先回のネタバレ感想にある程度書いたんですが、我ながら文章が整理されてなくてわかりにくいですからなあ。興奮状態で文章書くとやっぱりダメですな。情熱に文字が追いついてねえよ。


ちなみにここで豆知識。
世界の数多の吸血鬼の中で最も有名と思われる「ドラキュラ」の名前は、ルーマニア語で「ドラゴンの息子」または「悪魔の息子」という意味だそうです。
ドラキュラの名前は、15世紀ルーマニアのトランシルヴァニア、ヴァラキア公ヴラド・ツェペシュ(ヴラド3世)に由来します。彼の父親は、旗印が竜だったことから「ドラクル(竜公)」と呼ばれており、その息子であるヴラド3世は「竜公の息子」を意味する「ドラキュラ」の名で呼ばれたそうです。
またキリスト教的には、「ドラゴン」は悪魔とされることが多いので、「悪魔の息子」とも解釈できるかと思います。
ヴラド3世は、敵や部下を生きながら串刺しにするのが好きだったなどと伝えられ、残酷な暗君扱いされることが多いですが、実際は当時の君主としては特にとびぬけて残虐だったわけではなく、むしろ国をトルコの侵攻から守り抜いた名君ともいわれるそうです。


ところで先日、ワンピースファンな方達の集まりでちらりと「ドラキュラってドラゴンの息子って意味なんですよね」と呟いたところ、その場にいたほぼ全員が「ほんとですかっ」と食いついてこられたのが印象的でした。
なお、その場で食いつかれなかった唯一の方は、所長なんかよりよっぽどその手のことに造詣が深い方でした(笑)


では以下、ネタバレを回避なさりたい方はお進みになりませぬようお願いいたします。
さて、今週号において、D一族(というか、エースとルフィの兄弟)に関する、いくつかの新事実が判明しました。

仮に、エースの父親をA、母親をaとし、同じくルフィの両親をLとlで表した場合、現状ではっきり明言されている事実は以下の通りです。
A=世界的大犯罪者、エースには記憶なし
a=ポートガスの姓を持つ、エースが大恩を感じている(=母親の記憶あり?)
L=モンキー・D・ドラゴン、ガープの息子、革命家、世界的大犯罪者
l=一切不明

一般に「兄弟」という関係は、両親のどちらか片方、あるいは両方が共通する関係のことをさします。
つまりこの場合、A=L、a=lのいずれかが証明できれば、「エースとルフィは確実に血の繋がった兄弟である」と言うことができるわけです。
個人的には、別に血が繋がってなくても、あれだけ精神的な繋がりがあれば兄弟と呼び合っても問題ないじゃん?とは思っていますが、やはり血縁のあるなしは、萌え的にも重要ポイントです。

で、まずはa=lの方ですが、「ルフィの母親」というものに関する情報が一切不明である現在、この証明に使用できる根拠がまったくありません。
あえていうなら、ルフィが自分に「父親がいないこと」に関しては驚きを示したのに、母親に関しては何も言及しなかったことと、エースが自分の母親に対して大恩を感じていること、エースには父親の記憶がないこと、これだけが彼らの母親に関する手がかりです。
ルフィ8歳(エースは11歳のはず)の当時、フーシャ村では、ルフィの母親と思われる人物は存在しませんでした。また、ルフィの語る幼少期の記憶からして、普通の母親であれば、祖父が孫に課す地獄の試練を黙って見ていたとは思えません(もちろんD一族の嫁なのだし、そのくらいは平気な方だったという可能性も捨てきれませんが)。
ルフィに母親の記憶があるにしろないにしろ、相当幼い頃に母親とは別れた、とみるのが自然な推測ではないかと思います。
一方エースは、母親に「大恩ある」という、やや他人行儀とも思える表現を使っています。
この「恩」がいかなることかはわかりませんが……たとえば、自分と弟に生命を与えてくれた、というような意味での恩である可能性もありますし、その場合は顔すら覚えていないかもしれませんが……エースはある程度母親の記憶がある、とみるのが自然でしょうか。
もちろんa=lかつ、兄弟が同時に母親から離れた(生別にしろ死別にしろ)場合ならば、年長のエースが、ルフィよりも母親の記憶があるのは当然でしょうが、たとえばガープがルフィのみを幼少時にひきとって訓練し、エースは母親と一緒にいた、というケースも考えられます。
ンマー、早い話、この兄弟と彼らの母親については、現状「可能性は無数にある」ということですね。極端なことをいえば、「エースはドラゴンの前妻の子で、生まれてすぐ母と死別。後妻であるルフィママ・ポートガスに育てられ、なさぬ仲の自分を愛しんでくれた継母に恩を感じて彼女の名を名乗っている」……という設定だとしても、この会話は成り立つわけです。
ただし私としてはぶっちゃけ、この兄弟を異母設定にしても物語的に意味があるとは思えない&少年誌的にいろいろ説明が難しい、という理由で、単純にa=lと考えてよいのではないかなーと思っています。


一方、A=Lの方はどうか。
今回のガープとエースの会話で、これは解決されたかのように思えますが、会話をよく読んでみると、実はそうとも言えないのです。
ガープに父親の話を持ち出されたときのエースのセリフはこうです。
「おれもルフィも世界的大犯罪者の血を引いている」
ここで、「おれもルフィも『ドラゴンという』世界的大犯罪者の血を引いている」とあれば、ああエースもドラパパの子なのね、で終わるのですが、このセリフだけでは、「世界的大犯罪者」が誰をさすのか明確にされていません。
もちろん、実際に会話をかわしているガープとエースにとっては既知の事実であるので言葉を省いているわけですが、我々読者側からすれば、この言葉だけでは確定ができません。
つまり、「おれもルフィも、世界的大犯罪者『であるところのA及びドラゴン』の血を引いている」という解釈も可能なのです(ついでに、「世界的大犯罪者『であるところのa及びドラゴン』」な可能性もある)。

さらに続けるエースの言葉はこうなります。
「ろくでもねェ父親」
「何の記憶も何の恩もねェ」
ここでもまた、固有名詞は一切使われていません。
さきのセリフの中に、ドラゴン以外のAの存在があったとしても、このセリフは無理なく成り立つのです。
それに対してガープが、エースの父親(つまりA)のことを、「あいつはあいつで」とフォローしています。つまりガープと、エースの父親は、「あいつ」呼ばわりをするほどに親しい間柄であることは間違いないと思われます。ぶっちゃけ、息子であるドラゴン=Aであると考えるのがもっとも自然であるといえますが、たとえばAがガープのもうひとりの息子(つまりドラゴンの兄弟)などであった場合でも、ガープの言葉は似たようなものになると思われます。

もうひとつ気になるのが、「海兵になんてなれる訳ねェ」です。
この言い回しからは、エース自身はガープの強制だけではなく、自分の意志として海兵になりたいと思っていたのに、犯罪者の父という障害によって夢を断たれた、というニュアンスさえ汲み取ることが可能です。
もしそれが正しいとすれば、エースは「犯罪者の子」という迫害を大なり小なり受けていたということになりますが、同じ条件である筈のルフィが、自分自身の父親が犯罪者であることはおろか、一般常識としてのドラゴンの名さえ知らなかったことは、たいへん興味深いことです。
ンマー、ルフィはあの性格だから、「おれは海賊になりたい!なるんだ!」だけで、周りのことなどなんにも見ておらず、自分が迫害されてるのにも気づかなかったのかもしれませんが、あれだけ慕っている兄が理不尽な責めを受けているのに気づかないというのは不自然です。
このことからだけしても、この兄弟の関係には、まだまだ謎があるものと思われます。


……というわけで。
「エースとルフィは本当に血縁の兄弟であるかどうか?」については、厳密には、まだ確定しているとは言えないと思います。
ただまあ個人的には、尾田先生はあまり言葉でのトリックは仕掛けない方だと思うので(今まで例がないだけで、今後やってこないとはいいきれないけど)、素直に「エースはほぼ確実にドラゴンの実子」と考えてよいのではないかと思います。

いつもながらしちめんどくさい、たぶんただの考え過ぎにここまでお付き合いいただき、ありがとうございました!


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コメント

  1. ちょこ | URL | 79D/WHSg

    初めてコメントさせて頂きます。
    すごい深い考察ですねー、驚きました。

    ところで私がずっと気になっていたことなんですが、コミックス45巻の440話でルフィの懸賞金が上がったのを見て、フーシャ村の村長が

    「ダダンはこれを知っとるのか…」

    って言ってるんですが…「ダダン」って一体誰なんでしょう??
    今までそんな名前のキャラいたっけ?と色々考えたんですが、記憶にはないし。。。私が覚えてないだけかもしれませんが(^^;)
    とにかくその名前を見て、

    ・エース&ルフィが預けられていたという、ガープの友人(432話でガープが「最終的には友人に託し、エースとともに修行させたが~」と発言)
    ・ルフィの母親

    のどちらかかなとずっと思ってました。そのあたり、どうなんでしょうか…?

  2. たなか | URL | 79D/WHSg

    ポートガス・D・エース…モンキー・D・ルフィ名字になる部分はポートガス、モンキーなんですか??ミドルネーム的なのがDなんですかね??
    だとしたらミドルネームはどう受け継いでいかれるんでしょうか?エースが母親の姓を名乗っていてポートガス・D・エースなら母親ポートガスもDの一族だったって事になるんじゃないかと思いました!!逆に父親だけがDの一族ならエースは名前にDを入れるのはおかしいですよね。。。父方の姓を名のりたくないのに!!
    ダダンも出てきてない感じからすると、これは母親の名前がポートガス・D・ダダンってのが濃厚だと思うんですがどうでしょうか??

  3. MIYE | URL | 79D/WHSg

    >ちょこさん(0-1 海軍船雑用)

    はじめまして、ようこそ弊研究所へ。レス遅くなってごめんなさい!

    「ダダン」はご指摘の通り、まだまだ謎のキャラクターですね。どうやらフーシャ村村長の知人であり、ルフィの関係者であるらしい、ということ以外は、まだ一切謎ですが、個人的には語感からして男性かな?と思っております。
    そうだとすると、ちょこさんがおっしゃっている
    「エース&ルフィが預けられていたという、ガープの友人」
    である可能性が高いような気がしますが、ここでちょっと気になることがあります。

    それは、懸賞金のことです。
    ご指摘の回で、フーシャ村の人々は「ルフィはこの村から出た初の高額賞金首」という主旨の発言をしているわけですが、ここで疑問。
    エースは、「この村から出た高額賞金首」ではないのか?
    スモーカーとエースの顔合わせや、連載の現状から見ても、また白ひげの名高い部下であるという地位から見ても、エースは確実に名の売れた賞金首であると思われます。
    麦わら一味の手配書が世界の隅々にまでバラまかれたことからみても、エースに賞金がかかっているとすれば、フーシャ村の人々がそれを知らないわけはありません。
    では、なぜルフィが「この村から出た初の高額賞金首」なのか。
    つまり、エースはフーシャ村に関わりがない、少なくともエースが育ったのは、フーシャ村ではない可能性が高いのではないかと思います。
    そう考えれば、第一話の時点でまだ海に出ていないはずの年齢のエースが一切登場しない理由も、説明がつくんですよね……。
    つまり、ルフィのこれまでの半生は、
    ガープのスパルタ期→フーシャ村でのシャンクスとのふれあい→エースとの修行期→フーシャ村からの旅立ち
    ……という順序になるのではないか、と推測されるわけです。
    この仮説が正しいとするならば、「ダダン」はエースとは関わりなく、ルフィ(とフーシャ村村長)にだけ関わる人物であるかもしれません。
    なんにしろ、村長の口調からすれば、ダダンさんはまだご存命の方のようですし、いずれ登場されることもあるのではないかと思います。

    ンマー、すべては原作で説明されるまでは、推測の域を出ないんですけどね!
    考察しがいのあるコメント、ありがとうございました!


    >たなかさん(0-1 海軍船雑用)

    初めまして、ようこそ当研究所へ!……でいいんですよね?
    すいません、最近とみに記憶力落ちまくりです(汗)。

    ミドルネームの問題は確かにいろいろ疑問ですよね。
    チョッパーが初登場時、名前を「トニー・トニー・チョッパー」と表記されていたのが、わざわざSBSでの説明つきで「トニートニー・チョッパー」に改められたことがありましたね。このことからだけでも、この作品中で、ミドルネームというものがかなり特殊な扱いをされていることは明らかです。

    現実界でのミドルネームは……たとえば、クリスティの「ABC殺人事件」に登場する「アレクサンダー・ボナパルト・カスト」氏の場合、「アレクサンダー」と「ボナパルト」は個人名にあたります。父親や祖父などから同じ名前を受け継ぐ場合もありますが、それは家名を継ぐのとはまた違ったものです。
    俗にいうD一族の場合はどうか。「D」は果たして、モンキーやポートガスやゴールやマーシャルやハグワールにつくもの、つまり「姓」なのか、それともガープやらドラゴンやらサウロやらロジャーやらと同格の「名」であるのかは、まだ判断がつきません。
    もしも「D」が「名」であるなら、エースは生まれた時に「D・エース」と名付けられたことになり、その上に母の姓「ポートガス」をくっつけている、という解釈も成り立ちます。
    そしてまた「D」が「姓」であるなら、おっしゃる通り、父親の姓の一部だけ受け継ぐというのも妙な話なので、エースの母親も「ポートガス・D」であった可能性が高いでしょう。
    ダダンについては、上にも書きましたように、まだまったく謎の存在なので、判断のしようがありませんが、確かに「ポートガス・D・ダダン」がエースの母という可能性もあります(その場合は、彼女は生存しており、何らかの理由で兄弟をガープに託して単独行動している、あるいはドラゴン等と行動をともにしている、と考えられます)。
    いずれにしても、まだまだ情報が足りないですね。こうにちがいない、と自分の中で独り決めするには、まだまだ危険レベルです。
    もう少し、共に情報収集に努めようではありませんか。

  4. 魚王 | URL | 79D/WHSg

    コメントしようか迷いましたが……
    最初の方でゾロがルフィに「てめェは悪魔の息子かよ…」って言っていた台詞が凄い記憶に残ってます……
    え!?ドラゴンは悪魔!?(笑)

  5. MIYE | URL | 79D/WHSg

    >魚王さん(0-14)

    んーと、簡単に言うとですね。
    西洋の「ドラゴン」も、東洋の「龍」も、もともとは人間の手に余るような大自然の力の具現だと言われてます。火とか水とかね。
    で、東洋ではそれを神とあがめたわけですが、西洋はそれを征服する方向に行きました。古代の伝説には、ベオウルフだのジークフリートだの、「ドラゴン殺し」と言われる種類の物語がいくつもあり、「ドラゴンを殺すもの=英雄」でした。
    やがてキリスト教が広まると、英雄はすなわち唯一神に守護されるものになり、唯一神に守護されるものの敵=悪魔、みたいな感じになっていった……んだったような気がします。あと自然の力=土地の神=キリスト教の敵、でもありますしね。
    だいぶ昔に資料集めしたもんで、かなり記憶が飛んでますが、確かこんな感じだったと。
    そんなわけで、西洋のドラゴンはやたらお姫様をさらったり宝物を守ったりして、勇者に倒されるのを待ってるんですね。わかりやすい悪役。
    「ドラゴンクエスト」の「りゅうおう」なんかも、少なくとも初期の作品は、そういうイメージで作られてますよね。天空シリーズあたりになると、東洋の「龍神」イメージに転化して、「マスタードラゴン」になったりしてますが。

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